レッジョ・エミリアという言葉を聞いたことがありますか。レッジョ・エミリア教育とは、イタリアの都市レッジョ・エミリアで発祥され、子どもが主体的に活動し、それぞれの個性を引き出すことを大切にした教育方法のひとつです。教育の特徴はいくつかありますが、一つにアトリエスタという造形美術の専門教師を配置していることが挙げられます。
その方法をいち早く取り入れ、自治体として応援しているのが香川県高松市です。NPO法人アーキペラゴでは2009年、高松市で保育所・幼稚園・こども園への芸術士派遣事業を始めました。関わってこられた小馬絵美子さんにお話を伺います。イタリア北部レッジョエミリア市の幼児教育を参考にした自治体を挙げての取組みは、子どもの感性を育てるとともに地域の芸術活動を支え、子どもたちと社会を繋ぐ存在にもなっています。
保育や建築、まちづくりなど、子ども環境に関わるさまざまな分野の皆さまのご参加をお待ちしています。