[建築]『地域の高齢者から学ぶ福祉社会』〜いきがいデイサービスセンターの現状と課題〜


多摩まちせんの木曜サロンで、NPOあいファーム理事長の高橋 和彦さんのお話しを伺う。
恥ずかしながら、[いきがいデイサービスセンター]を知らなかった。要介護、要支援に該当しない65歳以上の方の介護予防のデイサービスセンターである。
65歳といえばまだまだ元気で、私の周りでもカラオケ、水泳、テニスやゴルフ、コミュニティセンター活動、団地のあれこれ、時にはちょっともう静かにして欲しいと思う程元気である。
だれでも希望すれば行けるということであったが、行く人/行かない人の境界が何なのか、名前[いきがいデイサービスセンター]のせいなのか疑問に思った。

定年退職後、今までの肩書きや会社論理を持ったまま、地域活動に入って軋轢を起こしたり、困った人になってしまうのは残念であるから、[おとうさんの地域デビュー]というような講座が開かれて、地域とは何かを学ぶ機会はたくさんある。
でも“何かをしてあげる“”何かをしたい“だけではだめであって、“何かをしてもらう“ことも学ばなければいけないのだとお話しを聞いていて思った。

懇親会では、不動産会社に勤めている友人や保健婦さんで大学院で学んでいる人などと、高齢社会と地域の連携についていろいろお話しをすることができ、とても充実した会であった。