[建築]本ふじ(モトフジ旧伊藤峯雄邸)

建物は、昭和13年に建てられた葉山の代表的な別荘の一つです。
明治27年に御用邸が造られてから別荘ブームが始まり、昭和初期には500棟もの別荘が建ち並びましたが、現在ではは60棟ほどになっています。「本ふじ」は、昭和13〜15年に建てられた葉山の代表的な別荘の一つです。そんな素晴らしい日本家屋で、季節の素材を使って手間をかけて作った料理をいただくことが出来ます。家庭料理と割烹のお店を始めて17年になるそうですが、(個人の力で)建物を動態保存されるには、相当の意志と苦労があると思います。

今回は、82歳になる母とその友人の葉山散策のコーディネートを頼まれたのですが、『建築を見たい。』という私の望みをこっそり最優先しました。建物、家具調度はもちろんですが、女将さんも素敵な方で、料理もおいしいし大満足の1日でした。落ち着いた雰囲気で、古くからの友人の家を訪問したような気分でした。